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中華文化圏でプレゼントを贈る時の習慣と注意点

台湾を含めた中華文化圏でプレゼントを贈る場合の習慣と注意点についてご紹介します。

中華文化圏では、日本以上に特に縁起の良し悪しを気に掛けます。

そのため、日本とは習慣が違い、相手に贈り物をする時には神経を使わなければなりません。

多くの場合、避けるべき贈り物についての縁起の良し悪しは、言葉の中国語発音に由来しています。

つまり、縁起の悪い言葉と同じ発音の贈り物は避けなければなりません。



それでは、中華文化圏の方にプレゼントとして相応しくないものと、その簡単な理由をご紹介します。

1.時計
2.傘と扇子
3.風鈴
4.刃物
5.粽(ちまき)
6.ハンカチ
7.現金



1.時計
日本語では置時計も掛時計も目覚まし時計も腕時計も全て時計と認識されています。

ところが、中国語では大きく2つに区別されて認識されております。

1つは、「鐘(Zhōng)」で形容される以下のような時計です。
・時鐘:置時計
・掛鐘:掛時計
・鬧鐘:目覚まし時計

もう1つは、「錶(Biǎo)」で形容される以下のような時計です。
・手錶:腕時計
・懷錶:懐中時計

それでは、「鐘」で形容される時計はなぜ相手に送ってはいけないのでしょうか?

それは、中国語で「鐘を相手に送る」を中国語にすると「送鐘」と表現でき、同じく中国語で「送終」と発音が同じとなります。

つまり、送終とは死者を送る、という意味になるため、相手の死を望むという意味に捉えられてしまいます。

以上のような理由で、台湾人や中国人への贈り物で時計を贈るのは絶対に避けましょう。


2.傘と扇子
傘と扇子のそれぞれの中国語発音は、傘(Sǎn)と扇(Shàn)となり、散(Sàn)の中国語発音と似ています。

「散」ととは散ると言う意味になり、分裂して「別れる」という意味に繋がるため日本の外見は綺麗で伝統的な和傘や扇子なども中華文化圏では避けなければならない贈り物となります。


3.風鈴
風鈴は中国語でも同じ表記で風鈴となります。

そして、その発音は風鈴(Fēnglíng)となり、別れを意味する「分離(Fēnlí)」と発音が似ているため、プレゼントには適さないわけです。

4.刃物(ハサミ、ナイフ、包丁)
ハサミやナイフは関係を絶ち切る、という意味の諺があるためプレゼントとしては相応しくありません。

・ハサミ:剪刀(Jiǎndāo)
・ナイフ:小刀(Xiǎodāo)

ハサミ、ナイフ、包丁など「切れる」ものは人間関係や縁を切るという意味に捉えられるため、相手への贈り物としては避けるべきでしょう。


5.粽(ちまき)
人が他界した時には、近隣の方へチマキを配る習慣があります。

そのため、相手に対して非常に失礼な贈り物になりますのでプレゼントしては避けられています。


6.ハンカチ
台湾では、お葬式の香典返しとしてハンカチを配る習慣があります。

そのため、永遠の別れや涙を連想するものとして縁起がよくないと考えられています。


7.現金

日本と同様に台湾でも結婚式に招かれた場合はご祝儀を「紅包」といわれる、赤い袋に現金を入れます。

この現金額は、時と場合によって異なりますが、日本では3万円や5万円と割り切れない奇数が好まれますが、台湾では日本とは逆で必ず偶数の金額の現金を贈ります。



このような贈り物に関する、禁忌の習慣は台湾、中国、香港をはじめとする中華圏はもちろん、シンガポールやマレーシアも含んだアジアの中国語文化圏全体も同様です。

台湾や中国へ旅行などで友人にお土産を考えている方、あるいはビジネスを考えている方は、このような日本にはない贈り物に関する習慣の違いを理解しておくことで、人間関係が崩れるリスクを避け、人との付き合いを上手に対応することができるでしょう。
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テーマ : 台湾
ジャンル : 海外情報

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